内容や特徴
下水道管渠の非開削である管更生工法は、全国的な老朽化や破損等に対する改築に、必要不可欠な存在になりつつあります。
管更生工法は、損傷した既設管渠内部に強靭で内面平滑なFRPパイプを構築する非開削工法です。ライニング材料(樹脂含浸ライナー)は、工場において、耐酸性のガラス繊維などでできたサンドイッチ構造の材料に未硬化の樹脂を含浸させたもので、止水や強度の確保などを変えることができます。
施工はまず、ライニング材料の保護と索引力の低減を目的としたスリップシートを既設管渠に引き込みます。次に、ライニング材料を引き込み、蒸気で硬化させ、FRPパイプを構築します。
作業工程
1.事前工程/前調査 ⇒ 材料仕様の決定、事前処理 ⇒ 水替え
2.前工程/管渠内洗浄 ⇒ TV調査
3.ライニング工程/スリップシート引込み ⇒ ライナー引込み ⇒ プラグ装着 ⇒ 加熱硬化 ⇒ 冷却
4.後工程/取付管穿孔 ⇒ 管口処理 ⇒ 検査 ⇒ 完了
管内状況
着工前 管内
完成 管内